刈谷市内でトイレの水漏れに対応。
ついでにふやけた天井も修理してきました。
みなさんこんにちは!
アルファホームの鈴木寧(やすし)です。
2階のトイレから水が漏れているとの通報、なんかこの前もあったぞそんなパターン。
とりあえず現場へ急行して通されたのは1階のトイレ。
和式トイレ、写真ではわかりにくいですが水びだしです。
カメラを天井へ向けると……
今度は天井がふやけてます。しかも現在進行形で水が落ちてきている。英語で言うならWater is 落下ing.
当たり前ですが水は上から下へ流れるもの。ということは漏水現場からこの天井に至るまでは水に濡れてヤバイング。開けるのが怖い!
兎にも角にも2階のトイレからとお客様が言うからには雨漏りではないと判断された何かがあるはずです。
早速2階トイレへ。
2階トイレは1階トイレの真上の位置。
タイル張りなのでわかりにくいですが写真左上の方とトイレ周辺、写真下側が主に濡れている様子。
ここで豆知識。
トイレから漏水している場合疑わしいのは給水管・排水管。便器やタンクが割れて漏れるというのも全くあり得ない話ではありませんが、その場合は目に見える、若しくは使用ができないほどの損傷に至っていると思われます。
そしてこのトイレは床に向かって排水管が伸びているタイプ。もしそこから漏れているなら写真左上は濡れないでしょうし、何より匂いがするはずです。嗅いでみましたが無臭に近いため排水の線はなし。
怪しいのはやはり左上にある給水管です。
ジョイント付近を握ると水が溜まります。
そこより上は握っても溜まらない。おそらくここです。
しかしここはタイル張りの床、水洗いができるように排水口があるのになんで下に漏れるのか?
給水管の下のカバーを上げると答えがありました。
メンテナンス性を考慮して給水管の立ち上げ穴は塞ぎ切ることがないようになっています。ここを通ってタイルの下に侵入したのでしょう。
てか、あれ? タイルの下コンクリだ。
もしかしてこれ鉄骨住宅?内装が思いっきり純和風なので気づきませんでした。
だとすれば木下地も少なく、濡れてダメになっている部分も少なくて済むかもしれません。
とりあえずこの日は給水管のジョイントを閉めなおして止水します。
1週間後に1階の天井を修理します。
本当はもっと早く直せますが、1か所止めたからと言って解決と限らないのが漏水の怖いところ。
もし別の原因、雨漏りや他所での漏水によって水が垂れていたならば直してもまたふやけてしまいます。
止水したと思っても油断せずにしばらく様子を見るのがセオリーです。
手前が便器の配水管、奥が給水管です。
おそらく先ほどの穴から給水管を伝って落ちていたのでしょう。
梁などの躯体は多少水を吸っていますが腐ってはいません。このまま利用できます。
天井を組みなおし、化粧板を上から張って仕上げにします。
普段はクロスで仕上げますが、大工さんだけでできるのでお客様の承認がいただけるならコストは抑えられます。
照明を付けなおして完了。
今回の原因は些細なことかもしれません。しかし当のお客様としてはパニックになるほど不安なことかと思います。
そんな時は迷わずご相談ください。
それでは本日はここまで。
ありがとうございました。