刈谷市一ツ木町で漏水しているとのお電話。
水道メーターの検針で目に見えて金額が上がっているとのこと、それはマズい、早速現場へ行ってみましょう。
皆さんこんにちは!
アルファホームの鈴木寧(やすし)です。
現場へ着いてみるとお客様から玄関横の水栓柱へ案内されます。
この水栓柱、水受けが石臼です。リフォームの際に使い勝手のいい向きに変え、勾配を付けた臼で元の水栓の排水に流れるように調整した、といったところでしょうか。
周囲のお庭や土間ともマッチしていて味を出しています。こういった大きな水受けもかっこいいですね、私も実家が餅付きやめたら持ってこようかしら。でもお庭がしっかりしてないと映えないか、難しいところです。
で、この下がぐちょぐちょ、これが漏水に違いありませんとお客様。
2日間ほど雨は降ってないので確かに怪しいですが相手は土間、配管に触れようと思えばここを壊さねばならず後戻りはインポッシブル。
気持ち的には8割方答えは出ていますが、別のとこでもっと盛大に漏れているなんて事例もありましてので、慎重にいきましょう。
というわけで洗面台の配管カバーを開けてみたり、
点検口から床下を覗いてみたりして他に水気がないか確認します。
ちなみに点検口を開けたら1mくらいの蛇の抜け殻を見つけてしまったので慎重派の自分を過激派の自分が詰ってるところです。季節的にいないとわかっていても嫌いなものは嫌い。
①水を使用していないのにメーターが回っているので給水管・給湯管の漏水と思われる
②メーターの回る勢いから漏れているなら目に見える形だと思われる
③給水管・給湯管のついている機器近辺に漏水の跡はない
以上から限りなく先ほどの水栓柱と推測されます。
ここまでやっても80%から97%になるだけなのが漏水の難しいところです。
とりあえず土間と基礎との隙間から水の流れを発見、少なくとも止めるべき漏水はあるようなので施工を決定します。
翌日、臼をよいしょとどかして見ると泥になってます。これ放置していたら臼が沈んでいったのでしょうか。外での漏水はお家に影響が少ないですがエクステリアへの被害が懸念されます。
犯人は水栓柱への給水管。ジョイントの緩みとかではなく、パッキンがすり減ってしまったことによる漏水です。
経年劣化、こればっかりはどうしようもありません。気づいた都度止めるか、どこかでまとめて刷新するか。
止水をして水道メーターが止まったことを確認。これは水道屋さん、私、お客様の三人で必ずするようにしています。
その後は埋めて復旧、土間を壊してしまったのでモルタルで補修します。
勾配も元通り調整して工事完了です。
水流と水圧で常に力が掛かる給水管、いつかは必ず漏水が起きます。
止めることも設備を刷新することも我々ができますが、漏水にはお客様でないと気付けません。
ほんの少しだけ、水道の検針や室内の水の匂いに気を掛けていただけますと迅速な対応ができます。
それでは本日はこれで失礼します。
ありがとうございました。