皆さんこんにちは!
アルファスタイルのの鈴木寧です。
前回の下見編から続いて解体をお送りして参ります。
というかもう解体し終わったんですが。
取りあえずほぼ全解体。やれることが少ないならやれることを増やしましょう。
風呂窯のあったところに排気用の大穴が開いています。今度はここに給湯器を収めることとなるでしょう。
外側にもカバーがあるので穴はこのまま、土嚢袋を垂らして取りあえず放置しておきます。5階の何もない部屋にわざわざ入る大道芸人もいないでしょう。
古い物件なだけあってダクトも配管も全て鉄管です。これも交換しないと錆で詰まったり破裂したりします。
そして右上には電気コードの出ている謎のブラックボックス。実はダクトの間にあるコードとは天井のコンクリートを通って繋がっている様子。意味は不明ですがさしたる問題も見つからないのでこういうのは残すに限ります。触らぬ神になんとやら。
さて最初の写真に戻るとやっぱり梁が低いですね。これより下げてしまうと成人男性が普通に頭をぶつけてしまいます。背丈に関係なくお部屋は選んでいただきたいもの。
そうなると電気配線が通るスペースはなく、建設時にコンクリの中を通した配線だけでやりくりすることになります。
しかし当時と今との家電の性能差や生活スタイルの違いにより容量が足りなくなることは必定。
どうしたものかと頭をひねりながら指示を出していると、水道屋さんから一言。
「トイレ裏のパイプスペースの壁剥がしていい?」
あぁ、どうぞ。そのくらいなら作り直しますので。
ん?
トイレの、
裏、この壁の奥。 に、刺さっている配管は全てキッチンの物。
トイレは壁排水なのでその裏にはマンションを上から下まで貫通する管が通ってます。各階の床はコンクリートで作ってあるものと下まで空洞のものと物件によってまちまちですが、給水管等が横に通っているということはきちんと床があるはず。
予想通り。
どのみち梁以外は組天井(電着のままではクロスが貼れないので)。とすれば天井裏を通ってここに配線を落とせば持ってき放題、容量取り放題。
これでキッチン側に好きなだけ電気を送れます。勝ちましたね。もう何も怖くない。
この勢いで大工工事へ、サクッと終わらせてしまいましょう。
というところで本日はここまで。
果たしてサクッと終わるのでしょうか?
次回につづく!
ネタバレ、終わらない。