刈谷市内のお客様から、出窓の回りで雨漏りしているので見に来てほしいというご依頼がありました。
皆さんこんにちは!
アルファホームの鈴木寧(やすし)です。
月一で雨漏りの話がある気がしますが、しかも最近はセオリー破りの手ごわいやつばかりな気がしますが、まあ季節柄というやつでしょう、うん。
今回の漏水箇所はこちら。
確かに漏れています。漏れてはいるけども……
全体像はこんな感じ。
窓枠の下の角に出るということは大抵は縦枠を伝って落ちてくる時です。
縦枠の中は空洞のはずですが構造的に入るのかはなはだ疑問です。とすれば縦枠を取り付けてる壁の柱を伝ってきているか。
とりあえず水は拭って外から水を掛けてみましょう。
出窓に掛けても漏れてこないので直上の2階の窓とかにも掛けていきます。右手の窓が柱に取り付いていると仮定すれば出窓まで伝ってきそうです。
気楽に見えますが一応高所作業のためヘルメット着用、風もなく暑いのでタオルも首に巻いて15分。
日光が外壁に反射してまぶしいのでサングラスも欲しいところ。
劇場版ガンダムオリジン4話のシャアの格好がベストということですね。
そんなことは置いておいて、全然漏れてこない。
漏水を再現できなければ対策の打ちようがありません。
一度内部に戻りましょう。
……黒い水跡があります。汚れかと思いましたが、水が通った跡です。
出窓の老朽化で水が入っているのは確実、でもここに入ったところでなんで縦枠の下に出る?
水が入り続ければいつかは溢れるから、それは直下に落ちる。でもまだ縦枠の手前までは遠い。
落ちた先……
出窓の窓台は上にキッチンパネルを貼っただけ。
つまり昔の窓台と今のキッチンパネルの間に水が入れば縦枠の下までたどり着く、これだ!
通常ここには防水しません。水が入らないことが前提ですし、コーキングが黒ずんだりして将来的な汚れやカビを誘発するからです。
しかし老朽化した出窓が加わると不思議な漏水事件が出来上がるわけです。全然わからなかった……。
対策は出窓の再防水・シーリングを打つまたは出窓の交換です。
今回の漏水もいい経験をさせていただきました。
それでは今回はこれまで。
ありがとうございました。