豊田市にてカーポートの設置工事を行いました。
場所は豊田スタジアムにほど近い寺部町。刈谷からだと中々距離があります。
まあ、名古屋営業所ができる前に名古屋に行っていたのを思えばそんなに遠くは感じませんが。
皆さんこんにちは!
アルファホームの鈴木寧(やすし)です。
今回の目的はここにカーポートを付けること。
外のシンクで作業する際に雨に濡れず、勝手口がちゃんと使えて、軽トラも入れるといいなというご要望。
ただし外壁はハウスメーカーさんの保証が効いているのでカーポートと接してはいけません。
そうなると、
①ポートが外壁に接近するため間口がそれなりに広くないとシンクと軽トラが当たりかねない。
②シンク側に雨水が落ちてはいけないので屋根はストレートの片流れ。
③勝手口のドアに干渉せずかつ、母屋の屋根とも干渉しない屋根の高さ。
④外壁に接してはいけないがなるべく外壁に近づける。
以上が基本条件ですね。
あれ、ムズイ……?
写真で地面にカタログが散乱しているのは僕とメーカーさんと職人さんの三者で喧々諤々議論をしている最中のため。
当初はこちら、LIXIL社製のアーキフランのご提案でした。
現場の近所にこちらを横からお使いしているお家があり、これなら条件を満たせると判断したためです。
実際に①~④をクリア可能ということで採用が決まりかけましたがここで新たな問題⑤が発生。
⑤足の基礎が雨水・排水の管を避けること。
片持ちのカーポートでは必然、バランスが悪くなるため基礎が大きくなります。そして片持ちの基礎ならば当たりますという位置に雨水管がいました。
これを避けた場合は④が満たせない位置になります。
ということで議論再開。
カタログの寸法図とにらめっこしては現寸を測りを繰り返すこと1時間、同社製のフーゴFワイドに到達します。
この4本足ならばシンクと勝手口土間の間に足を入れつつ勝手口ドアと母屋の屋根の間に屋根を差し込むことが可能と判明。
メーカーさんに正確な寸法の指示書を作成していただき施工を迎えます。
当日は朝一で私も豊田へ、施工の職人さんへ注意事項をお伝えしたり、墨出しがお客様のイメージと相違ないか確認したり。
杭を打ちながらかなり入念に寸法を取っていただきました。
墨を出してこれでやりますとなればOK。組み立てで手伝えることはなく、1日の作業となれば次に来るのは完成後です。
そして完成がこちら。色々ありましたがなんとか収まりました。奥の柱が本当にスレスレの位置に立っています。
私一人の知恵では収まらなかった現場、本当に勉強になりました。
それでは本日はこれで。
ありがとうございました。