刈谷市内及びその周辺を中心に漏水のお問い合わせは結構来ます。
床下、床上、はたまた天井、要因も場所も様々、今日は特に床下漏水についてのお話です。
皆さんこんにちは!
アルファホームの鈴木寧です。
さて、こんなことを言い始めた理由はこちら。先日、漏水対応を行った床下での写真。
地下水脈のごとく流れておりました。一瞬何が懐中電灯に反射しているのか理解できなかったくらいには衝撃的な状態です。
原因は地中の給水管(鉄管)の破裂、次の日にはこちらで手配した職人によって止水し、各設備は復旧しました。
さて、施主様がこの件に気づいたきっかけは水道局の検針員の方にメーターの異常を報告されたから。
メーターが回りっぱなしだったり、前回と比べて異常な使用量を示している場合、検針員の方は漏水の恐れ有りと報告してくださるそうです。
ちなみに給水管の破裂等による水道料金は各自治体に申請することで平均して2~3割の補助が出ます。
逆に言うと、検針員の方に報告されなかった場合気づけなかった恐れもあります。例えば少しずつ漏れている場合などはメーターからではわかりません。
そんな状態はどうするか、床下点検口を開けてみましょう。
こちらは今回の点検口、漏水箇所はまだ遠いですが、土が濡れているのがお判りでしょうか。
床下に水が溜まっているということはその分湿気が溜まります。
直接水が見えなくともこのように、
木材に濡れた跡が付くこともあり、また湿った匂いもします。
床下点検口があるお家は定期的に開けて中の匂いと見える範囲の木材を確認すると、漏水の早期発見につながります。
最近のお家はベタ基礎で、地面の上にコンクリートで覆っており地面は露出していないことが多いです。
なのでこのように、少量の漏水でも水たまりになっていて発覚ということもあります。
下が地面ならば少量の水など浸透していくので湿気が溜まらないのですが、それはそれで発見が遅れるし考え物。
また、今回のようにメーター自体を見てみるのももちろん効果的です。
左半分に3つ丸いものがありますが、上にある赤と銀の部品がくるくる回転している場合は水が流れている証拠。屋内で水を使っていなければ漏水の恐れ有りという判断になります。
また、この写真ではメーターの下の土が濡れています。
実はここからちょっと左に行った地中で水道管が破裂していた事例です。屋内だけではなくこんなところにも危険が潜んでいます。
各設備にも漏水の危険はあります。
こちらはキッチン下の配管。
管と管のジョイント部材や掃除口が危険。こちらは衝撃等で少しずつ動くこともあるので常に注意が必要です。
頻繁に開け閉めするので発見が早いというのが救いですが。
水は上から下へ流れるものなので床下での漏水はどうしても発見が遅れがちです。
給水管のほとんどは床下にあるというのにこのジレンマ。
お家を守るという意味でも、定期的にご確認ください。
そして発見された際は是非ともアルファホームへご一報ください。
それでは本日はこれで。
ありがとうございました。