こんにちは、プランナーの岡富です。
先日刈谷市のS様邸の地鎮祭が取り行われました。
地鎮祭(じちんさい)とは、土木工事や建築工事を行う際、
工事が無事に終わるように神主を招いて安全祈願する儀式のことです。
その土地を守る氏神様に土地を利用させてもらう許可を得て、工事の安全を祈願するという意味があります。
紅白幕をテントに貼りその内部に祭壇がセットされます。
全員が揃ったら様々な儀式が取り行われます。
その中でもお施主様に行って頂くの以下の儀式です。
.地鎮の儀(じちんのぎ)
祭壇の横に盛った砂山で行う儀式です。
設計者が鎌で草を刈る刈初め(かりそめ)、
施主が鍬で盛り砂を起こす穿初め(うがちぞめ)、
神主さんが鎮め物(しずめもの)を納め、
最後に施工業者が鋤で砂を均す土均し(つちならし)を行います。
神主さん以外は、それぞれ3回に分けて、「えい、えい、えい」と声を出しながら行います。
.玉串拝礼(たまぐしはいれい)
参列者が順番に祭壇の前に立ち、玉串を捧げ工事の安全を祈ります。
(施主⇒施主の関係者⇒工事関係者の順に玉串を捧げます)
神主さんから玉串を受取り、祭壇の前に立ち、玉串を時計回りに回して根本を神様に向けて祭壇にお供えします。
その後2礼(深く二回お辞儀をする)2拍手(2回柏手を打つ)1礼(1回深くお辞儀をする)最後に軽く礼をして下がります。
.直会(なおらい)
お酒で乾杯をします。
施主の挨拶の後、神主さんの音頭で乾杯をして盃に口を触れるだけで終わる場合が多いです。
こういった儀式は横で神主さんがやり方を丁寧に教えて下さるため何の予備知識が無くても大丈夫です。
神主さんの『おぉぉぉぉーーーー』という声は”警蹕/けいひつ”と言い、
「神様が降臨/されるので、失礼のないように」という合図だそうです。
声を聞くたび身が引き締まる思いがします。
このような様々な儀式を行い、神様に対しこれから土地を利用させてもらう許可を得られ
工事安全を祈願することが出来ました。
これからの数か月後には立派な家が完成しますので
完成後はまたご紹介出来ればと思います。
余談ですが、こちらのお施主様の結婚式が地鎮祭の1週間前でした!(コロナで長引いていたそうです)
結婚式の素敵な写真を見せて貰い、幸せのおすそ分けをして頂きました。
打合せの時から仲の良いお二人の新居を作るお手伝いが出来た事をとても嬉しいです。
日々お施主様から沢山の幸せのおすそ分けをして頂いております。
この場をお借りして
いつもありがとうございます!^^