刈谷市内にて、床束の補修工事を行いました。
皆さんこんにちは!アルファホームの鈴木寧です。
床がなんかフワフワするということでご相談、早速床下に潜っていってみました。
やっぱり白アリです。かなり前から症状が出ていたとのことなので、おそらくもういないでしょう。古い造りのお家では布基礎なので土の湿気が木に溜まり、それがシロアリを呼び寄せてしまう原因となります。季節によって湿度が違ったりで冬に撤収してそれっきり来ないなんてこともありますので、今回はその事例でしょう。
それでは修復。シロアリに喰われた時の対処はシンプルです、木を抜いて、新しいのを入れる。虫歯と似たようなものです。その過程でどこまで壊さないといけないかが悩ましいところですが、今回は食害範囲が比較的限定されていますので、木材を床下に入れられるだけの穴を開けるくらいの被害で済みます。
鋼製束に変更しつつ、しかし大引きは心許ないのでヒノキの束も立てます。最後に防蟻の薬剤を散布して完了。
抜いた束はこんな感じ。
4割くらいやられています。一応木材には燃え代と言って、多少の火事で燃えても構造上問題ないように計算されています。ここまでやられてもいきなり家が倒れることはありませんが、今回のように床が抜けそうになるのでそういった意味では人体に危害が及びます。
多少の床の浮き沈みは何となく放置してしまうという方も多くいらっしゃいますが、木になることがありましたらお早めにご相談ください。
それでは本日はここまで。ありがとうございました。