刈谷市にて古民家の改修、今回は小屋組のお話し。
なんで小屋組限定なのか? 趣味です。
皆さんこんにちは!
アルファホームの鈴木寧(やすし)です。
内装天井はまさしく昔の和室。飾ってある賞状には東郷平八郎の名前が入っていたりと期待が大きいです。
解体してみるとこんな感じです。
やはり丸太組。曲がりくねってわけのわからない感じがかっこいい。
ほぞを切って、釘で留めて、と原理は今と変わりませんが戦後すぐ頃の工具、機材ではどれだけ手間がかかっていることやら。
こちらは増築部(厳密にはトタンで囲ってた倉庫跡)、隣の丸太と違って近代的な角材での小屋組みです。
プレカットでほぼほぼ工場で切り出したものなので直線ラインで構成されています。これはこれでかっこいい。
曲線で始めれば曲線の多い形に、直線で始めれば直線の多い形になるのはロボットのデザイン作りと同じです。あれも建造物を書いているわけですのでロボットアニメと建築は通ずるところがあります(暴論)。
ロボットの世界では基本的に正義側の方が直線なので悪役の方が実は手間暇かけて頑張って造っているのではないかと思っています。毎週違うの出てきますし。
で、こちらは丸太の下を角材で補強したというハイブリット。ザクの上半身にジムの下半身をくっつけたようなもので、ここから別物という明確なラインがあります。嫌いではありません。
こうして並べてみると丸太組とプレカットは同じように見えて違いがあります。
丸太は垂直材が梁の上下についていません。屋根から伝わる重みを真下にそのまま逃がせないわけです。
なので垂直材の交換も慎重に行わないと建物が崩れてしまいます。
写真に見える斜めの材もそういった補強の意味で設置されました。この判断からして難しい。
こういった建物のリフォームも自分単独で行えるように経験をもっと積んでいきたいものです。
それでは本日はここまで。
ありがとうございました。