浴室リフォームしていたら
築22年(平成元年竣工)の住宅です。
まだリフォームするのは早いかな?とお施主様が・・・
でもお風呂を解体したらシロアリで柱が完全にやられていました。
お施主様もショック。
この住宅は土台も柱も桧。それも4寸、5寸といった材木屋さんが請け負いした本格的な木造住宅。
でもお風呂場は在来工法(タイル張りのお風呂)で徐々に水漏れがあり、知らないうちシロアリの被害が進行していたようです。
正直いって内側からではまったくわかりませんでした。
いくら骨組みがしっかりしていても水廻りだけはどうしても痛んできます。
職人の手抜きだ! いいかげんな工事だ! ではありません。
しょうがないことなんです。
22年間毎日使っていてとくにメンテはしませんよね?(清掃はすると思いますが・・・)
車は車検、修理、洗車、オイル交換など手間をかけても10年程度ですよね。(あ、批判ではありませんよ。)
家と車では金額がぜんぜん違うだろ!といわれそうですが。
家全体で考えれば2,000万円、3,000万円ですが、お風呂だけを取り上げればそこまで費用はかかっていませんよね?まあ、100万としてもそれで22年間も使えばねぇ・・・。
ですから、家は絶対に大丈夫!ということはありません。
よく100年住宅という見出しがありますが、定期的なメンテ(もちろん有料)を継続的に行うことが前提で、100年間なにも手を入れずに維持できるという意味ではありませんから。
ですから、こんな光景をみたら 「お疲れ様。リフォームして直すからね!」みたいに思ってくださいね。