新築をお引渡しする際にプレゼントする「手づくり時計」
先日のOPEN HOUSEも終わり、お引渡しのための時計をつくりました。
<工程1>
まず適当な板を見つけます。
材木市で私がいつも使えそうな板を購入してきます。木目や色目はお客様の雰囲気に合わせてチョイス。
<工程2>
鉛筆で中心を決めます。無垢板なので面皮もあるので形は整っていません。そのためバランスをとり中心を決めます。
その後は座彫り。時計ユニットをはめ込むために削ります。インパクトドライバーで15パイのドリルで削ります。
<工程3>
こんな感じで繰り返し行います。
たぶんノミを使ってもできると思いますが、私はこの方法が一番楽だと思います。
裏面ですから多少失敗しても平気です!
<工程4>
こんな感じで取り付けます。
板厚が10mm以上になると掘り込みが必要です。
大変であれば、薄い板ならこの作業はありません。でもあまり薄いと「木の時計」って感じがしないので・・・
<工程5>
次は丸いスケールに合わせて時計の文字盤を取り付けします。
丸いスケールは時計ユニットの箱に入っていますので特に準備する必要はありません。
木工用ボンドで接着しますが、ベタ塗りしないことです。ボンドがはみ出すと仕上げのオイルや蜜蝋WAXがそこだけ塗れません。つまようじで「てんてん」と付けることがコツです。
<今回の文字盤>
これはホームセンターで購入してきました。
4mm角で1mで200円ぐらいだったかな?
文字盤として使うので木部用塗料で先に着色しておくといいでしょう。
ここでプロっぽくするために先を斜めに切るといいですよ。(写真がない!すいません・・・)
<工程6>
文字盤以外にオシャレにするためにモザイクタイルなどを張るといいでしょう。
100円ショップでも購入できます。
私の場合は仕事柄、サンプル見本としてメーカーから取り寄せるため、それらを取っておいてこういう時に使うようにしています。
ちょこっと張るだけでも雰囲気が変わりますね。
<完成!>
仕上げには木部に私は蜜蝋WAXを塗ります。しっとりして高級感が生まれます。
手垢防止にもなりますので。
これでお引渡しにも間に合いそうです。
よろこんでいただけるといいな!
<樹種や文字盤を変えるとこんなデザインも>
お客様がもっている家具や雰囲気に合わせてこうなる場合もあります。
文字盤は画鋲を使い、アクセントにはガラスタイルを使用しています。
壁掛け時計として少し存在感を出すためにタテ長に。
せっかくですから私も楽しみながらつくらせていただいていますよ!