安城市で、ホシザキ製の食洗機からミーレ食洗機へ取替工事を行いました。
今回は「給水・給湯 両方接続の特別バージョン」です。
こんにちは、小澤です。
ミーレ食洗機は基本的に「給水接続」を推奨しております。
理由としては2つ
まず1つめ「タンパク質成分が固まりやすく汚れが落ちにくくなるため」
と言われてもピンと来ないと思いますが、卵を思い浮かべてみてください。温度が上がると一気に固まる性質があります。
●給水接続の場合
水で予洗い → 徐々に温度を上げて洗い上げていく
●給湯接続の場合
お湯が入る → 凝固成分が一気に固まり汚れが落ちにくくなる
という違いがあり、ミーレ最大の武器である「洗浄力」のパフォーマンスにおいて、給水接続の方が優れているからという理由です。
そして2つめ「水圧が不十分であったり、温度が保てない場合があるため」
ミーレのHPやカタログには給湯接続が可能です。との文字。
さらには、「エネルギー消費量が低減される」という文があります。
しかしながら、パンフレットを読み込んでいくと・・・(カタログP.45参照)
「45℃から60℃に温度を保つことのできる温水設備の場合、給湯での接続も可能ですが、即出湯式給湯器との接続や水圧が不十分でない場合は、給水での接続をおすすめします」
と記載がありました。恐らくほとんどのご家庭の給湯器が”即出湯式給湯器”でないことが多いため、給水接続をおすすめしています。
参照|ミーレパンフレットPDF版|
ミーレの食洗機が給水している量に対して水圧が低いお湯が入ると、洗浄に必要な水量が足らずに洗浄力のパフォーマンスが落ちるため、給水接続を推奨しております。
今回のお客様は当初、太陽光発電とエコキュートの設備があるので、温水接続がいいとのご希望。
給水接続を推奨していることを伝え、結果として両方使えるようにしてほしい!とご依頼があり、オプションで料金を頂戴して特別バージョンで施工しております。
ホシザキ製の食洗機からミーレ食洗機への取替工事
右側に食洗機が設置されていました。ここにミーレの食洗機を設置していきます。
給湯と給水から分岐栓をつなぎ、つまみを利用してどちらを使うか選べる仕様です。
こんな感じに取付が出来ました。いよいよミーレと繋いでいきます。
ミーレの登場。今回は「G5644SCi」を設置しました。
ミーレの食洗機は、給水・排水接続をシンク下で行います。
ホシザキ製の食洗機は食洗機下で繋いでいたので、給排水設備の移設が伴いました。
これにて、特別バージョンの接続工事完了です。
国産の食洗機で使っていた給湯を使いたいとご要望を頂きますが、国産→ミーレの施工は、給排水設備の移設の工事を伴うため国産で使用していた配管は基本的に使うことができません。
当たり前と言われれば当たり前なのですが、接続部分が多くなればなるほど水漏れ等のリスクも高まります。
ミーレの給湯接続は可能ですが、推奨は給水接続です。(何度もすみません)
今回ご紹介した事例も含め、リスクとデメリットも考えていただきご検討していただければと思います。
アルファホームでは、100件以上のミーレ施工実績があります。
他社で断られた事例も弊社で施工が可能な場合もあります。
お気軽にお問い合わせください。