刈谷市の高須町で家屋の解体工事が始まりました。
弊社で新築をやっていただいたお家の敷地内、かつての離れを解体していきます。
皆さんこんにちは!
アルファホームの鈴木寧(やすし)です。
今回の現場はこんな感じ。
表側
裏側
3部屋+トイレ洗面。昔の車庫と納屋の合体を居室に改装したそうです。
精米まで自家でやるには広さとこういった建屋がいったと旦那様に教えていただきました。たしかに田畑をお持ちのお家ではこういう建屋に軽トラやトラクターが入っているのをよく目にします。
もう物置として使っているだけで、息子様もお家を建てられたため一念発起して片付けてしまおうということで今回ご依頼をいただきました。
こいつを壊していきます。
……え?もう壊れてるって? いやその、旦那様がお一人で……。
でも流石に躯体に近づくにつれ危険が増してきたのでお願いしますということで解体着工です。
むしろこれ以上は危険なのでというお話もこちらからいたしました。
建具や和室の装飾などは多少強引に破壊しても木が降ってくる程度です。ヘルメットを付けていれば痛いで済みます。
しかしサッシを外せばガラスが、躯体を壊せば梁や天井が降ってきます。
家の骨に近づくにつれ、家を造る順番を理解してその逆を辿る壊し方をしなければいけなくなります。
ご自分でできる範囲というのも確かにありますが、何卒無理はなさらないようお願い申し上げます。
初日のところは床と天井の解体を中心に行いました。
床はキッチンの配管等の関係でよく剥がしますので正直物珍しさはあまりないです。
土が露出した布基礎に、コンクリではなく石の束石、3尺ピッチで大引きが入って……と、お手本のような在来軸組です。
今回気になるのは天井、リフォームでは天井を剥がすメリットは少なく、大抵はクロスの張替えか1枚増し張りです。
既存物件の小屋組みは弊社の工事では中々見れません。
というわけで、さん、はい!
ま、丸太……。
梁の上に小屋塚とこちらもお手本の在来軸組。しかし丸太、それも曲がったやつ。
梁の上に、まっすぐの丸太通して、その上に曲がった丸太二本通したらその下は梁と高さが揃いますってもう芸術ですね。
ロマンと言ってもいい。現代だとまっすぐの木材ばかりですし、天井裏の見えないところにわざわざ職人芸を使う必要もないので正しくロマンでいいと思います。
壊すのもったいないなぁと思いつつ、しかし仕事なので壊さないと。
というところで本日はここまで。
ありがとうございました。