刈谷市大正町で工事していますマンションリノベーションの床・壁・天井工事の様子です。
まずは床から。
土間の上を水・湯・ガスや排水管が通る場所は床を上げることになります。高さの基準は画像奥に見えますトイレの床上排水の位置(高さ)をもとに決めます。なるべく低くはしたいのですが排水が逆勾配になっては元もこうもないのです。それでも今回は15mm程度は下げることができました。あとは高さを調整できる束(万協フロア)の上にパーチクルボードを敷いて完成。
配管のない場所でも微妙な段差があることがあります。その場合はサイズの異なる木下地材や仕上げ材を組み合わて最終的にフラットになるように計画します。下画像右側は厚さ2.5mmのフロアタイルで仕上げ、左側は厚さ11.5mmの防音フロアで仕上げることにしました。
お次は天井。
もともとの電気が天井のコンクリート直の場合位置を変更できませんのでこの様に木組みをして電気配線をします。配線をどこからどこへ通すのを考えるのは以外とむずかしいのです・・。
お次は壁。
画像はキッチン背面のカップボード周辺です。先ほどの天井組みと同じ考えでコンクリートの壁に木組みをして電気配線をしてゆきます。また吊戸の位置には予めベニヤ下地としておきます。左端の居室クローゼット枕棚の位置にも固定用の下地を入れておきます。
排水が高過ぎる箇所やガス管が土間から立ち上がっているような場所は壁の中になるよう工夫したりします。その分キッチンや通路が小さくなるのでご覧の通りいっぱいいっぱいで作ってもらいます。ついでに点検口もお願いします!
大工工事の始まりでは寸法の設定がいろいろあります。着工前の下見からプラン段階でなるべくこういった部分を想定していますが実際の微調整はプランナーとかと相談して決めていくことになります。
その後ボードを貼ったらいよいよ内装工事です。
<番外編>
以前施工しましたマンションリノベのお客様宅へおじゃましました。玄関開けてビックリ!飾り付けがとってもしゃれおつな感じになっていました!!
こちら廊下のグリーンのアクセントクロスになんと世界地図のシールが貼ってありました。なんでも物件を初見した時にビビッときたそうです。センスのある人は発想が恐ろしいです。
これなんか新品の飾り棚をご自身で傷付けたりしてアンティーク雑貨になってます。ここまでくるともうロープーの域。
現場担当者としてとっても幸せなひと時でした。感謝!