2015.02.14更新

刈谷市泉田町の古民家再生事例
昭和28年にて木造伝統工法で建築された木造家屋です。次の世代に残すために耐震補強を加え、リノベーション。
和室周りは従来の木材を活かし再利用。キッチン周りはオーダーキッチンを採用して収納力を高めました。

アフター
 

和室周りは「洗い」を行い材木を再生


採光窓を追加し、明るいLDKへ


既設に見合った無垢材の床を採用


工事中:耐震改修部分

<基礎補強>


配筋工事(ベタ基礎を新たに増強)
 

基礎補強
 
今現在の木造建築と大きな違いは基礎。そのため床材をすべて撤去してコンクリートが打設できるように地面を掘ります。
そして既設の独立基礎と布基礎を筋結し、ベース配筋を施しベタ基礎つくっていきます。宅内の作業なので重機は入れず手作業になります。現在の住宅では定番のベタ基礎を再現した補強方法です。
 
<筋交い補強>


<耐震面材補強>
筋交いの追加補強を行い、端部は耐震金物、アンカーボルトで補強していきます。筋交いだけでは不足している場合は耐震面材(ダイライトや構造用合板)を追加施工していきます。補強方法はすべて耐震診断により補強計画図面に従い補強を施します。ただし、古い建物は図面と違っていたり、柱が腐っていたり様々な状況が考えられます。その現場対応能力が耐震改修には一番大切なところです。

今現在の木造建築と大きな違いは基礎。そのため床材をすべて撤去してコンクリートが打設できるように地面を掘ります。
そして既設の独立基礎と布基礎を筋結し、ベース配筋を施しベタ基礎つくっていきます。宅内の作業なので重機は入れず手作業になります。
 


<完成写真>



<和室>部分的に耐力壁を追加して補強を加え、梁や木建は専用の薬品で「洗い」を行い明るく風合いのある和室に生まれ変わりました。

 



<キッチン>オーダーキッチンで対面タイプにレイアウト変更。ダイニグ側の収納は収納するファイルの大きさと目的に合わせて設計しています。

 



玄関サッシはあえてそのままを利用。腰壁、床には大理石を張ることでとてもモダンなつくりになりました。

丸太を表しにした中二階




和室から洋間へに変更し、ご主人の書斎コーナーに。



ミストサウナ付き、そして音楽の聴けるシシテムバス



収納が充実した脱衣場

<DATA>
■建築場所:刈谷市 ■建築年月 昭和28年 ■木造伝統工法 延床50.71坪 ■耐震総合判定 0.39(H23年度実施)
■改修後の総合判定 1.02 ■改修計画者 一級建築士 愛知県木造住宅耐震診断員 水野 久
■プラン設計・現場監督 2級建築施工管理技士 岡田 和樹
■工事期間 約4ヶ月 ■工事費 約1,800万円

耐震改修、補助金制度などご不明な点があればお気軽お問合せください。

投稿者: 制作管理者

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