本日は現場にてオーダーキッチンの「墨出し」です。
図面通りに現場にキッチンの大きさや、給排水の位置、電気配線の位置など工事屋さんに正確に伝えるための作業です。これをしっかりやらないとキッチンが納まりません。
実際には、現場の養生ボードなどにマジックで位置を記入したり、注意事項を書き込みします。
そもそもなんでこの作業が「墨出し」というか知っていますか?
今日作業中に、お施主さんから「なんで?」みたいな質問がありました。たしかに。言われてみれば・・・。
「墨つぼ」と「墨差し」
もちろんマジックなんてない時代。この時代からの用語がそのまま現在になっていても使用されています。木造建築ではいまだに「尺」の時代。
3尺、一間、5分・・・。当たり前のように現場で飛び交う言葉ですからね。
ちなみに、3尺=303mm、一間=1820mm、5分=15mm。
でも若い大工さんなんかはmm単位かな。
こんな名残で未だに現場監督や管理者の作業はやっぱり「墨出し」。
これが出来るようにならないと図面を読み込んだり、工事屋との打ち合わせは出来ません。
「墨出し」が出来る=現場のことが理解できている、という証になります。
当社にも今年は2名新入社員が入りました。
彼らにも自信をもって「墨出し」が出来るようになってほしいですね!