皆さんこんにちは!
アルファスタイルの鈴木寧(やすし)です。
先日、家具メーカーWOODONE様の展覧会へ行って参りましたのでご報告です。
無垢の木の良さを引き出し最大限に活用する主義なWOODONE。どのような提案を仕掛けてくるのでしょうか。
まず目に入るのが座敷のように一段上がったスペースと一体化したテーブル。
テーブルの台座は違いますが他は全て無垢材です。見てるだけでさらさら感が伝わってきます。
フローリングの化粧面は厚さが2.5mm、通常の2~3倍ほどだそうです。赤くなくても3倍です。
その厚みで「光が透過して下地が見える」ことを防いでいるそうです。どう違うのか、それを一枚の写真で表現することは難しい。
でも一体型のテーブルはいいですよ。引越の時に楽です。
さて隣のキッチン。
じばくす……なんでもないです。
この漢のロマンが詰まった水栓はハウスグローレ製のもの。一応通常のグローレとは会社自体は違うそうです。
弊社でも何度か施工したことがあるそうですがそれは私の入社前、ちょっとした衝撃を受けました。
いやこんなんあったら押したくなるに決まってるじゃないですか。
それを通り過ぎるとドアのコーナー。
高くてもリビングの入り口にアクセントで、と提案されているそうです。
なるほど、一枚くらいならと……
はいぃぃぃ!?
おい! 冷蔵庫が通らなかったら誰がこれ外すと思ってるんだ!?
まぁ全部がこれではないです。ご安心を。数万だったら確かにいいかもしれません。
引越の時に大変ですが。
見学は続くよどこまでも。
そして驚愕のキッチン、フレームキッチン。名前がもう強そう。
「キッチンとは箱の組み合わせ」という常識を置き去りにして真っ裸になった異端児。
己が肉体に絶対の自信を持ち、しかし決して騒々しく筋肉を見せびらかすわけでもない。
例えるならインテリの細マッチョ。使用者に美を計算しろと要求し共に高みを目指そうとする、そんなキッチン。
事実、食器や道具を合わせなければカッコよく見えない。そんな上級者向け、一度は憧れたいキッチンです。
ドラマでも何度かWOODONE製のフレームキッチンが利用されたそうです。
そりゃこんなん使ってたらかっこいいに決まってます。バックに話し合いするだけで絵になる。
そしてラストがリンナイ製のコンロ。
一瞬海外製かと見紛うのですが、その通りミーレやガゲナウの造形をかなり意識しているそうです。
まず社名のロゴがありません。
そしてなるべく平面に全てタッチパネルです。電源マークを長押しすると真ん中のように光って操作開始。
それまでは本当にパネルの文字が見えません。全くの黒、漆黒これはかっこいい。男の子はみんな通った道。
そして操作が進むと温度調整などのさらなるボタンが見えてくる。近未来的、かっこいい。75万円。高い。
写真は三台連結ですので一台25万の計算ですね。ロマンとはコストである。
そんなこんなでテンションを上げて展覧会終了。
意外なもの、アイデア性で他とは違ったものをというのはやはり重要です。
でもそのためには今の「普通」を知る必要があるわけで、ただただ驚いているばかりいる自分の勉強不足を痛感します。
勉強になったと同時に勉強しなければと感じる、そんな展覧会でした。
ちょっと真面目な話をしたところで、本日は失礼します。
ありがとうございました。