2018.05.17更新

皆さんこんにちは!
鈴木寧(やすし)です。

先日、家具メーカーのパモウナ様からショールームへのお誘いをいただきましたので見学へ。

パモウナ様のお名前自体はこの仕事を始めてすぐくらいにネットで見かけました。
棚や大型のテレビボード、そしてキッチン。いわゆる「箱を組み合わせる家具」を得意とする会社です。
キッチンかぁ、これは敵情視察になるのですかね?

というわけでスパイ大作戦。
場所は大名古屋ビルヂング。
混雑と一通地獄に四苦八苦しながら到着。

あのテレビボード何分で分解できるでしょうか。

相変わらず家具を見ると運ぶことから考える病気。治りません。

見てください、椅子も足が斜めに飛び出てるんですよ。
トラックに積むとき一番上にこいつのためのスペースを作らないと乗らないのですよ。
考えたら胃がキリキリしてきました。

頭を建築屋に切り替えたいので商品説明をいただきましょう。
お願いします。

パモウナ様、元々は鏡面仕様の加工を売りとするメーカーとのこと。
なるほど、確かに重そ......明るい印象の家具が多いです。
最近では木を使った家具を高品質に作れるようになり、天板だけを鏡面にしたりといった木と融合した家具も設計しているようです。

それに合わせるように木の部分もかなり滑らかさを意識しているのが分かります。
上の写真の椅子、接合部の段差が全くありませんでした。
椅子を並べて寝転がっても痛くないくらいです。
是非とも学校に採用して椅子の上で寝られる環境を子供たちに提供しましょう。

また、上の写真のダイニングテーブルともう一つ上の写真の白いテーブル。
この二つは高さが一緒の70cmです。
普通にダイニングテーブルにしても良いですし、ソファの前においてカフェのようにそこでご飯、食べ終わったらそのままくつろぐなんてこともできます。

テーブル一つに二通りの使い方。弊社のMSリノべの提案も幅が広がりそうです。
ソファも小型で沈み込みの少ないしっかりしたものを採用することで、テーブルを積極的に利用できるようにしています。

そして箱を得意とするパモウナ様の真骨頂(?)がこれ。

箱です。
一見引き出しに見えますが箱です。蓋を開けて一番上に乗せている状態。

横から見るとこう。
箱の上で蓋がスライドするようになっています。

先ほどの写真。実は左に写っているタンスみたいなのがこれの色違いです。
引き出しではなく箱なのです。
中に服や子供のおもちゃを入れておけるスペースになります。

そしてソファの横に置いてサイドボード、ソファの前ならローテーブル。
組み合わせで色々なものになれます。

プラスチックの衣装ケースではここまでオシャレにはいきませんし、テーブルにもなれません。
いいですねこれ、家に5個くらいほしいです。

最近は家具と言えばテーブルやテレビボード、ベッド、ソファ、後は家電製品でしょうか。
若い方の引越でタンスはあまり運んだ記憶がありません。
家具が減る中、工夫を凝らしてすごいと思わせるアイデア力に脱帽です。


気づけばスパイどころか他社の宣伝になってました。
あんまり続けると怒られそうなので本日はこの辺で。

ありがとうございました。


 

 

2018.05.12更新

皆さんこんにちは!
鈴木寧です。

先日、赤池MSリノべの大工工事が終了しましたのでご紹介。

リビング。
道具が退けば生活できそうな感じが出てまいりました。
ここまで来るのに色々とあったりしましたが。



まず最初に問題になったのがクローゼットの横幅。

扉の枠を入れると右側の梁に頭がぶつかります。
中央の柱と壁を撤去しよう→フローリングに穴が開きます。
仕方がないので扉の幅を縮めて対処。
 

梁下の空間は利用できないので埋めてしまいます。
残しても小さい子が入ろうと挑戦するだけなので。

話逸れますがプラスターボードを打ちっぱなしにしている状態がかなり好きです。
コンクリートよりも温かさがあってしかし整然と並んでいる釘に機械的なカッコよさを感じます。
特に今はプラスターの肌色にドア枠の白と既設の茶色が差し色になってちょうど見ごろを迎えています。
 

さてリビングの角、既設のクローゼットを拡張してウォークインにします。
実はこの時点で当初のプロット図よりもかなり前に出ています。

照明の電源に近づいているため、照明の仕様を考えねばなりません。

このスペースにテレビ台が来ますので、小さいと明かりが届きません。
かといって大きすぎてはクローゼットの壁にぶつかります。
部屋を明るくして離れてみるには一工夫を要します。

 

こちらもリビングの一角にある稼働棚。

あ、前に私が付けていたのと同じタイプですね。
こいつなら完璧にチェックできます。
施工が不完全だったので自信を持って修正を依頼。なんて嫌な奴。

こうやって経験を重ねていけばできるようになるというのを実感いたしました。
どんどん嫌な奴になっていきましょう。

次はいよいよ内装工事。それが終われば完成が見えてきます。
完成すれば自分が行う比重の増えた現場が来るはず。
緊張してきました。がんばります。

それでは本日はこれで。
ありがとうございました。
 

 

 

 

 

2018.05.11更新

みなさんこんにちは!
鈴木寧(やすし)です。

普段は施工説明五厘、宣伝五厘、雑談九割九分の私のブログ。
本日は思い切って雑談十割でお送りしちゃいます。

疲れた時くらい好きに文章を作りたいです。もはや大義も名分もいりません。

さて、本日のお仕事はこちら!

≪余った資材を他の現場へ移動≫

このお仕事本当に色んなことやらせていただいて楽しいです(白目)

しかしこの資材、すべて買いなおせば私の1日のお給料を上回ります。つまり今日一日に限って言えば資材の方が偉いのです。
お家って高いですね。


社会の厳しさを感じながら赤池MSへ。
こちら、ついに大工工事が終了しました。また時間があれば紹介したいと思います。

ちなみに弊社、壁の養生については必要な現場においてその都度手配する形を取っております。

......はい、建具の入っている部屋から無養生でこいつら出します。めちゃくちゃ難易度高いです。

一流の引越屋が壁に当てるはずがない。
前職の師匠のお言葉。いや、今は建築屋ですが。

引越屋なめるなぁーー!
作業用電球に当てかけましたが他はかすりもしていません。自画自賛に値します!
今度はこいつらを車まで運びましょう。

貯水タンクの裏に車があります。そしてここは三階です。
エレベーターは養生していないので階段で運ぶ流れとなります。遠すぎる。

全く誰でしょうね「この形ならエレベーターよりも階段の方が早い( ー`дー´)キリッ」って階段養生したのは。
私だよ文句あるか私。

言った手前は仕方ありません、やりましょう。
写真中央上、黄色の看板を立てて即席の集積所とさせていただきました。まずはそこまで行きましょう。

歩く時間が長い=腕への負担が大きい。故に配送を生業とする方々は段ボールを3個とか4個とか持って往復回数を減らすのです。
しかし今回はどうしても歩く距離が長くなるもの。
今、私の腕は抗いようのない運命にさらされています。

集積、そしてそびえ立つ階段。
さすがに休憩したくなりますがここは駐車場に続く通路。長々と置くわけにはいきません。
お茶を一杯だけ失礼して続行。夏服が欲しい。

積み完!

さあ降ろしに行こう!
あぁ無情。

しかし今度はちゃんとエレベーターが養生されています。。


半分ずつ上階に上げていきます。
 

エレベーターがあるのでスムーズですね。  ......ここまでは。

実はここ、瑞穂区MSなんですよ......。
 

長いよ!

階段もあるよ!

しかも写真で表現できないのが悔やまれるくらいに横風が吹いております。
さすがは15階ですね。

以前、業者の大変さとMSの質の高さは比例する説を話しました。
水曜日の番組で本格的に検証いただきたいと願う所存。

なんとか運びきりましたが、脳に酸素が足りていません。
休憩してから帰りましょう。

それでは本日はこれで失礼します。

長々書きましたが言いたいことは一つ。
配送屋さんは必要。

ありがとうございました。
 


 

 

 

 

 

2018.05.08更新

こんにちは。鈴木寧(やすし)です。

先日足場を建てた刈谷市野田町の屋根修繕工事
完了いたしましたのでご報告を。

細かい成り行きはこちらにお願いいたしまして、順番に見てまいりましょう。

まずは着工前、こちらから見ても年代を感じさせる屋根です。

解体開始。

瓦を外せば粘土がいっぱい。
いわゆる土葺き屋根ですね。現代ではあまりない造りです。
入社4か月目にして初めて見る屋根工事がいきなり掘り出し物です。 というか堀ってます。
 

解体作業中は徹底して防塵幕を張ります。
埃の対策と同時にもう一つ理由が......

ガチャンッ!

親方ぁ、空から瓦がー。

これです。
土葺き屋根は粘土で接着させているだけなので外しにかかれば次々滑る危険があります。
よって、万が一が無いように万全を期して張っていただきました。

女の子が降ってきたら主人公ですが瓦が降ってきてもいいことありません。

土をどけると野地板はこんな感じです。
70年、人が医者にかかってようやく生きられる年月をただただ耐え続けた木の姿です。
釘が効かないほど中身はスカスカですし、叩けば色々舞う状態。
そう考えると法隆寺のやばさがわかります。

今回はこれに被せるように下地材を葺いていきます。
そんなに古いなら除いてしまえとお思いになる方もいらっしゃるかもしれません。
しかしめくってしまうと屋根を組みなおすところからしなければならず、結果的に更に大変な目に遭います。大工さんが。

下地ができたらルーフィング(防水シート)を施工します。
今まで土や杉皮がしていた防水がこれで賄えてしまうのです。
土を運ばず、時間もかからず、軽量で、デコボコの粘土の上に瓦を並べる熟練もいりません。
まさしく「かがくのちからってすげー」状態。

そしてお待ちかねの瓦。
今回は平らなF型瓦です。
F型のFは[Flat]を指します。日本語では平板瓦といい、神社仏閣に使われる平瓦とは区別されるので文章では注意が必要とのこと。
一般的な丸みを帯びたJ型よりも近代的な印象です。
和風か洋風かで言えば中間といったところ。

FとかJとか言われて頭の中はザクだらけです。

ちなみにF型の足の乗せ場は平たいところです。
職人さんに言われなければやらかすところでした。もう忘れません。
 

足場を取って完成です。
瓦が青みがかって見えるのがかっこいいですね。

土ではなくなった分、以前とは高さが違うので蔵の板金が浮いています。
ルーフィングや水切りで施工されていますが頂部は少し目立ってしまうのが惜しいところです。
しかし大掛かりな追加工事との二択ならば仕方がありません。

個人的には屋根次第で印象が変わるというのを体感するいい工事でした。

瓦の種類、葺き方、まだまだ勉強することは多いです。

それでは本日はこれで。
ありがとうございました。

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