刈谷市の野田町にて外壁塗装工事を施工中。
この他にも様々に見積もりのお声がけをいただいていく中で、私の気づいた外壁塗装見積もりの見方に付いて焦点を当てたいと思います。
皆さんこんにちは!
アルファホームの鈴木寧(やすし)です。
外壁塗装についてお見積もりをお出しすると「安い」と言われるときと「高い」と言われるときがあります。
しかし私たちがお出しする単価は当然同じもの、それどころかネット広告等で安いと謳う見積もりの㎡単価ともそう大差ないことに気づきました。
なのに合計金額は10万円以上の差。これは一体どういうことか分析してみました。
答えは面積です。せっかくネットに書き込むことなので、ネットらしい手法を使います。
それでは現在施工中の現場の写真をお借りしながら、あえて施工前の写真で。
こちらの現場、外壁面積120㎡で100万円でやらせていただいております!
わかる人にはこれが嘘とわかります。120㎡の外壁とは2階建てならサッシを加味しても幅6m×奥行き6.5mくらいのお家です。
しかし120㎡がどんなくらいかわかる方は中々いらっしゃいません。
ですので写真を出されたり、同じページで120㎡と連呼されるとなんとなく120㎡が自分のお家くらいのように思えてしまいます。
実際にこれくらいのお家ですと母屋だけで160㎡、場合によってはプラス屋根面積で250㎡に手が届くくらいです。120㎡のつもりでいてしまうと普通の業者さんから予算の倍以上のお見積もりをお出しされてしまうかもしれません。
なので外壁塗装の見積もりで重要なのはお家の外壁面積を知ることです。
以下はあくまで2階建てのお家限定ですが、概算ならさほど難しくありません。
外壁塗装の下見をお願いするときはお家の図面をご用意するかと思います。
その図面の1階部分の外周の長さの総和に2.5mを、2階部分の外周の総和に3mを掛けてください。
2.5mと3m(合計5.5m)は2階の軒下までの高さです。何件か検証してこれくらいならと割り出しました。図面と大幅に違う場合はその分の修正は必要ですが。
そして掃き出し窓一組に近い大きさの開口の数を数えて3.3mを掛けて上の2つから引きます。
式に直すとこうです。
(1階の外周×2.5m)+(2階の外周×3m)-(掃き出し窓分の開口の数量×3.3m)=外壁面積の概算
屋根塗装が必要ならこれに屋根の面積を加えます。
寄棟の形や開口部で計算しにくく見えるかもしれませんがこれだけで大まかに算出できます。
後はお見積もりの中に足場が入ってるか。
軒天や、
鼻隠し等々入っているか。
シーリングが別途となっている場合もご注意ください。
それらを確認したうえで、見積もりの合計金額をお家の面積で割ると他の業者やネット上の広告とどう違うか見えるかと思います。
今回は見積もりの観点からお話しさせていただきました。
最近は見積もり作成が専門になっているのでその方向からブログにアプローチできないかと模索中です。お話しできないことがたくさんで大変です。普通に現場のこと書いていた方が楽です。
次回はまた現場のお話を書きます。
それでは本日はこれで。
ありがとうございました。